WMV、VC-1エンコード
正しい正確な設定はSDKのヘルプや下のUsing the Advanced sett..を見てやる。
Using the Advanced Settings of the Windows Media Video 9 Codec
コーデックはWMP11、Windows VISA以上、SDK11(wmfdist11.exe)などに含まれるようである。Alex Zambelli's WMCmd.vbs
doom9 forum ダウンロード先WMCmd.vbsはWMV9のエンコードが可能なWSHスクリプト(VBS)コマンドラインツール
オリジナルはWindows Media Encoder 9に付属しているが、最新のコーデックに対応していない。
zambelli氏が最新コーデックへの改良を施したもの。
コーデックとは別にWindows Media Encoder 9のインストールがおそらく必要。
VISTAユーザー向けにクラッシュ対策のMS公式のパッチも用意されている。KB929182
- Avisynthの読み込みが可能。
- 高度エンコードセッティングが可能(レジストリ設定)
32ビットCOMオブジェクトを使用するため、cscriptも32ビット用が必要。 avsファイル経由ではソースの長さが取得できない場合がある。WMPのActiveXコントロールから長さ取得を試みる トリッキーなことをやっている。 エンコードセッティングのレジストリ設定はエンコード開始後削除される。
[-wme] <Windows Media Encoder session file>
Windows Media Encoderのセッションファイルを指定する。
[-input] <パス>
入力ファイルパスをファイル、またはディレクトリで指定する。
ディレクトリ指定ではディレクトリ内のサポートファイルがすべて
同じセッティングで出力ディレクトリにエンコードされる。
[-output] <パス>
出力パス。ファイル、またはディレクトリを指定する。
-inputがファイルの場合はファイルを、ディレクトリの場合はディレクトリを指定する。
ディレクトリが存在しない場合は作成される。拡張子は自動で付けられる。
オーディオのみの場合は.wma、それ以外は.wmv。
[-devices]
オーディオ、ビデオキャプチャデバイスを列挙する。
[-adevice] <オーディオデバイス番号>
エンコードするオーディオキャプチャデバイスを指定する。
-devicesで指定可能なデバイスを確認できる。
デバイスからのエンコードでは-duration指定が必須。
[-vdevice] <ビデオデバイス番号>
エンコードするビデオキャプチャデバイスを指定する。
-devidesで指定可能なデバイスを確認できる。
デバイスからのエンコードでは-duration指定が必須。
[-duration] <秒数>
エンコード時間を指定する。デバイスからのエンコード時のみ使用。
[-output文字列] <文字列>
-inputにディレクトリを指定した場合に出力ファイル名に指定の文字列が追加される。
[-broadcast] <ポート番号>
8080(デフォルト)
HTTPで配信を行う場合に指定する。
[-time] <開始ミリ秒> <終了ミリ秒>
指定の範囲のみエンコードする。
[-silent]
エンコード後の結果表示をしない。
[-s_config] <設定ファイル保存パス>
現在の設定ファイルを作成する。拡張子は.weuが自動で付けられる。
[-config] <設定ファイルのパス>
ソースする設定ファイル(.weu)を指定。パラメータは後の設定で上書される。
[-maxpacket] <パケットサイズ(バイト)>
最大パケットサイズを指定。
[-minpacket] <パケットサイズ(バイト)>
最小パケットサイズを指定
[-log] <ログファイル保存パス>
すべての表示テキストを保存する。常に上書きされる。
[-profile] <プロファイルコード>
使用する内部プロファイルを指定する。プロファイルのパラメータはオプションで上書きができる。
名前 | 説明 | 総ビットレート | ビデオビットレート | 縦サイズ | 横サイズ | フレームレート | キーフレーム間隔 | オーディオビットレート | サンプリングレート | チャンネル数 | av20 | 28Kbpsモデム | 20 kbps | 15,000bps | 160px | 120px | 15fps | 10秒 | 5,000bps | 8,000Hz | 1 |
av32 | 56kbpsモデム | 32 Kbps | 22,000bps | 176px | 144px | 15fps | 10秒 | 10,168bps | 11,025Hz | 1 |
av100 | LAN | 100 Kbps | 84,000bps | 320px | 240px | 15fps | 10秒 | 16,000bps | 16,000Hz | 1 |
av225 | LAN | 225 Kbps | 185,000bps | 320px | 240px | 30fps | 10秒 | 40,000bps | 32,000Hz | 2 |
av350 | LAN、ADSL | 350 Kbps | 302,000bps | 320px | 240px | 30fps | 10秒 | 48,000bps | 32,000Hz | 2 |
av450 | LAN、ADSL | 450 Kbps | 386,000bps | 320px | 240px | 30fps | 10秒 | 64,040bps | 44,100Hz | 2 |
av700 | 準放送品質 NTSC | 700 Kbps | 636,000bps | 320px | 240px | 30fps | 10秒 | 64,040bps | 44,100Hz | 2 |
av1400 | 準放送品質 NTSC | 1400 Kbps | 1,272,000bps | 320px | 240px | 30fps | 10秒 | 128,040bps | 44,100Hz | 2 |
av350pal | ブロードバンド PAL | 350 Kbps | 302,000bps | 384px | 288px | 25fps | 10秒 | 48,000bps | 32,000Hz | 2 |
av700pal | 準放送品質 PAL | 700 Kbps | 636,000bps | 384px | 288px | 25fps | 10秒 | 64,040bps | 44,100Hz | 2 |
av100_2p | LAN 2パス | 100 Kbps | 84,000bps | 320px | 240px | 15fps | 10秒 | 16,000bps | 16,000Hz | 1 |
av350_2p | LAN、DSL 2パス 384K | 350 Kbps | 302,000bps | 320px | 240px | 30fps | 10秒 | 48,000bps | 32,000Hz | 2 |
av600vbr | フィルム VBR | 600 Kbps | 536,000bps | 320px | 240px | 24fps(逆テレシネ) | 10秒 | 64,040bps | 44,100Hz | 2 |
avq97vbr | フィルム VBR 品質97 | 品質 97 | 320px | 240px | 24fps(逆テレシネ) | 10秒 | 64,040bps | 44,100Hz | 2 | |
オーディオのみ | ||||||||||
a20_1 | FMラジオ モノラル 28K | 20 Kbps | 20,008 bps | 22,050 hz | 1 | |||||
a20_2 | FMラジオ ステレオ 28K | 20 Kbps | 20,008 bps | 22,050 hz | 2 | |||||
a32 | 56kbpsモデムK | 32 Kbps | 32,000 bps | 32,000 hz | 2 | |||||
a48 | 準CD音質 | 48 Kbps | 48,024 bps | 32,000 hz | 2 | |||||
a64 | CD音質 | 64 Kbps | 64,016 bps | 44,100 hz | 2 | |||||
a96 | オーディオファン向けCD音質 | 96 Kbps | 96,024 bps | 44,100 hz | 2 | |||||
a128 | オーディオファン向けCD音質 | 128 Kbps | 128,016 bps | 44,100 hz | 2 | |||||
ビデオのみ | ||||||||||
v20 | モデム 28kbps | 20 Kbps | 20Kbps | 20,000bps | 176px | 144px | 15fps | 10秒 | ||
v32 | モデム 56kbps | 32 Kbps | 32,000bps | 240px | 176px | 15fps | 10秒 |
[-loadprofile] <プロファイルパス>
Windows Media Encoder仕様のプロファイルパス(.prx)を指定する。
[-saveprofile] <プロファイル保存パス>
現在の設定を.prxで保存する。
オーディオ設定
-------------------------
[-a_input] <オーディオファイルパス>
オーディオ/ビデオエンコードの際、オーディオファイルを別ソースする場合に指定する。
オーディオのみの場合は-inputを使用してください。-inputへビデオファイルが指定されていない場合
-a_inputの指定は無視されます。-inputへオーディオ指定がある場合は-inputが優先されます。
[-a_codecs]
使用可能なオーディオコーデック一覧を表示
[-a_formats]
指定可能なオーディオフォーマット一覧を表示
フォーマットとは「320_44_2」(320kbps 44khz 2ch)のような設定方法。
-a_settingで指定する。
[-a_codec] <コーデックインデックス>
使用するオーディオコーデック。-a_codecsで確認可能。
WMASTD: Windows Media Audio (default).
WMAPRO: Windows Media Audio Professional.
WMALSL: Windows Media Audio Lossless.
WMSP: Windows Media Audio Voice.
PCM: No compression.
ウィンドウズメディアエンコーダ付属のwich.vbsでのインデックス(
WMA9STD, WMA9PRO, WMA9LSL、WMSP9)はそれぞれ後継のインデックスに変換される
「-codec WMASTD」のように指定する。
[-a_mode] <モード番号>
0: 1パスCBR (デフォルト)
1: 2パスCBR(デフォルト)
2: 品質ベースVBR
3: ビットレートベースVBR (2パス).
4: ビットレートベースピークVBR (2パス).
[-a_content] <モード番号>
Windows Media Voiceコーデック専用設定。コンテンツモードを指定する。
0:通常モード (default)
1:スピーチモード
2:スピーチ、音楽ミックスモード(-a_contentedlの設定も必要)
[-a_contentedl] <ファイルパス>
Windows Media Voiceコーデックで-_contentで2(スピーチ、音楽ミックスモード)を
指定した場合の専用設定。
ファイル内のどの範囲で音楽が流れているかを指定する。
事前に適応定義ファイルを作成しておく必要がある。
[-a_folddown6to2] <サラウンドミックス> <センターミックス> <LFE>
マルチchオーディオをダウンミックスする際の係数を指定する。
1〜144までの整数で指定する。指定した数値は内部でマイナス値に変換される。
例 -a_folddown6to2 10 3 3
[-a_peakbitrate] <ピークビットレート(bps)>
2パスピークVBRを使用する場合に指定する。指定しない場合はビットレートの1.5倍の数値となる。
[-a_peakbuffer] <ピークバッファー(ミリ秒)>
2パスピークVBR専用設定。指定しない場合は3000ミリ秒となる。
[-a_setting] <セッティング>
オーディオ設定フォーマットを指定する。-a_formatsで一覧が確認できる。
64_44_2(デフォルト)
64_44_2は64kbps、44khz、2chを意味する。
品質ベースVBR使用時はQ90_44_2(品質90、44khz、2ch)のような形になる。
WMAプロコーデックの場合は250_44_2_24(250kbps、44khz、2ch、24ビット)という形でビット数を追加指定となる。
WMAロスレスコーデックの場合はQ100_44_2_24となり必ず品質ベースVBR指定のQ100指定となる。
[-audioonly]
ソースファイルのオーディオストリームのみエンコードする。
ビデオ設定
-------------------------
[-v_codecs]
使用可能なビデオコーデック一覧を表示する。
[-v_codec] <コーデックインデックス>
使用するコーデックを指定する。-v_codecsで使用可能なコーデック一覧が見れる。
WMV9: Windows Media Video 9 Simple & Main Profiles (デフォルト).
WVC1: Windows Media Video 9 アドバンスドプロファイル
WMS9: Windows Media Video 9 スクリーン.
WMV8: Windows Media Video V8.
WMV7: Windows Media Video V7.
UNCOMP: 非圧縮
[-v_mode] <モード番号>
エンコードモードを指定する
0: 1パスCBR (default).
1: 2パスCBR.
2: 品質ベースVBR.
3: ビットレートベースVBR(2パス).
4: ビットレートベースピークVBR (2パス)
[-v_width] <解像度横サイズ(ピクセル)>
ソースビデオサイズ(デフォルト)
エンコードする際の横サイズをを指定。
[-v_height] 解像度縦サイズ(ピクセル)>
ソースビデオサイズ(デフォルト)
エンコードする際の縦サイズを指定
[-v_framerate] <レート(fps)>
ソースビデオフレームレート、もしくは30fps(デフォルト)
エンコード時のフレームレートを小数点で指定可能。
[-v_keydist] <秒>
10(デフォルト)
キーフレーム間隔を指定する。
[-v_preproc] <プリプロセス番号>
ソースビデオのために適切な前処理を行う。
0:なし(デフォルト、プログレッシブソース向け)1-4:デインタレース(解像度、フレームレート維持、1-4まですべて同じ)シンプルなフィールドブレンディングを使用する。 動きの激しいシーンではゴーストやぼけが生じるだろう。 5: 逆テレシネ 30fps から24fps
6: 逆テレシネ トップフィールドファースト AAテレシネパターン
7: 逆テレシネ - トップフィールドファースト BB テレシネパターン
8: 逆テレシネ - トップフィールドファースト BC テレシネパターン
9: 逆テレシネ - トップフィールドファースト CD テレシネパターン
10: 逆テレシネ - トップフィールドファースト DD テレシネパターン
11: 逆テレシネ - ボトムフィールドファースト AA テレシネパターン
12: 逆テレシネ - ボトムフィールドファースト BB テレシネパターン
13: 逆テレシネ - ボトムフィールドファースト BC テレシネパターン
14: 逆テレシネ - ボトムフィールドファースト CD テレシネパターン
15: 逆テレシネ - ボトムフィールドファースト DD テレシネパターン
16: インターレース維持(自動検出)
17: インターレース維持(トップフィールドファースト)
18: インターレース維持(ボトムフィールドファースト)
[-v_clip] <左> <上> <右> <下>(ピクセル指定)
ソースビデオの上下左右をクリップしてエンコードする。右が0、もしくはソース横サイズより大きい場合は無視され再配置される。
下が0、もしくはソース縦サイズより大きい場合は無視され再配置される。
[-v_bitrate] <ビットレート(bps)>
250000(デフォルト)
ビデオビットレートを指定。0指定でオーディオオンリーとなる。kbpsでないのに注意。
[-v_buffer] <バッファ(ミリ秒)>
5000(デフォルト)遅延バッファを指定。
[-v_quality] <品質値>
0-100まで。75(CBRモードデフォルト) CBRの場合は数値が高すぎるとピット割り当てが足りずにドロップフレームを生みだす可能性がある。 95(品質ベースVBRデフォルト) 品質ベースVBRの場合はビデオ品質を指定する。 2パスエンコードでは設定は無視される。
[-v_qp] <量子化パラメータ>
2.5(デフォルト)1.0-31.0
量子化パラメータ(QP)を指定する。品質VBRではQPは固定されるためビデオ品質を指定する別の方法で v_qualityの設定より優先される。0.5刻みでの設定が可能。
[-v_peakbitrate] <ピークビットレート(bps>
品質ピークVBRでのピークビットレートを指定する。デフォルトはビットレートの1.5倍。
kbpsではないことに注意。
[-v_peakbuffer] <ピークバッファ(ミリ秒)>
5000(デフォルト)
品質ピークVBRでのピークバッファを指定する。
[-v_performance] <パフォーマンスレベル>
60(デフォルト)
エンコーダのパフォーマンス/クオリティレベルを指定する。
0,20,40,60,80,100の5段階が設定可能。100が最も高品質、0が最も高速。
[-v_complexity] <複雑性>
3(デフォルト)
1-5
v-performanceと同じ設定。1,2,3,4,5の5段階となる。こちらの設定のほうが優先される。
[-v_profile] <プロファイル>
SP、MP、AP
VC-1プロファイルを指定する。プロファイルは再生負荷に影響する。指定プロファイルに適合しないオプション指定は無視される。
-v_profileを指定しない場合にはオプションに応じて自動で適切なレベルが選択される。SPはシンプル、MPはメイン、APはアドバンスドプロファイルを指す。
[-pixelratio] <x y>
ピクセルアスペクトレシオを指定する。
例
DV NTSC フルスクリーン 10:11
DV NTSC ワイドスクリーン 40:33
DV PAL フルスクリーン 12:11
DV PAL ワイドスクリーン 16:11
[-pixelformat] <フォーマット>
ソースビデオのピクセルフォーマットを指定する。 指定がなければ自動検出を試みる。
指定可能なフォーマット一覧I420、IYUV、YV12、UYVY、YUY2、YVYU、YVU9
RGB24、RGB32、RGB555、RGB565、RGB8
[-videoonly]
ソースのビデオストリームのみエンコードする。
[-v_preset] <プリセット<
内部設定プリセットを使用するかどうか。fast: デフォルトより最大1.5倍高速、品質もデフォルトに匹敵する
-v_complexity 2good: デフォルトより最大1.5倍遅い
-v_bframedist 1
-v_lookahead 16
-v_loopfilter 1
-v_overlap 1
-v_complexity 3better: デフォルトより最大2.5倍遅い
-v_bframedist 1
-v_lookahead 16
-v_loopfilter 1
-v_complexity 3best: デフォルトより4.5倍遅い
-v_bframedist 1
-v_lookahead 16
-v_loopfilter 1
-v_mslevel 1
-v_msrange 0
-v_complexity 5insane: 最も高品質で最もも遅い
-v_bframedist 1
-v_lookahead 16
-v_loopfilter 1
-v_msrange 0
-v_complexity 4すべてオプション設定より優先される。
-v_bframedist 1
-v_lookahead 16
-v_loopfilter 1
-v_mslevel 2
-v_msrange 0
-v_mmatch 0
-v_compopt 1(最適映像品質)と同時に使用することは非推奨。 メタデータ設定 文字列は各255文字まで。引用符で囲むことを推奨する。 ----------------------------
[-title] <文字列>
[-author] <文字列>
[-album] <文字列>
[-year] <文字列>
[-trackno] <文字列>
[-genre] <文字列>
[-copyright] <文字列>
[-description] <文字列>
[-rating] <文字列>